クラウド導入支援サービスとは?メリットや注意点、支援会社16選!

クラウド

クラウドを導入すると業務効率化やコスト削減など多くのメリットがある一方、導入のハードルは意外と高く、自社での完遂が難しいケースは多くあります。そこでこの記事では、クラウド導入支援サービスについて紹介し、メリットや注意点、サービス16選などを解説しています。また、クラウド導入を外注するか内製するかを比較するチェックリストや「クラウド導入検討目的整理シート」もあるのでぜひ役立ててください。

クラウド導入支援サービスを検討の際は、国内に25,000人以上(※1)の技術者を擁し、大手企業を中心に2,555社との取引実績(※2)を持つ株式会社テクノプロにご相談ください。それぞれの目的に合ったサービスをご提案いたします。

※1:2024年6月末時点
※2:(株)テクノプロ及び(株)テクノプロ・コンストラクション 2024年6月末時点

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Index

クラウドとは?概要と種類

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ここではクラウドについての基本を解説します。

クラウドとは?

クラウドとは、インターネットを介して提供される以下のようなITリソースの総称です。

・サーバー
・ストレージ
・データベース
・ネットワーク
・ソフトウェア


従来から使われているオンプレミス環境のように自社で機器を用意・管理する必要がなく、必要なときに必要な分だけ利用できることが大きな特徴です。

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代表的なクラウドサービスには、以下のようなものがあります。

・Amazon Web Services(AWS)
・Microsoft Azure
・Google Cloud Platform(GCP)
・Alibaba Cloud(阿里雲)
・Oracle Cloud Infrastructure(OCI)


特に、AWS、Azure、GCPの3サービスでクラウドの世界シェアの6~7割を占めており、「3大クラウド」と呼ばれています。コストの最適化や柔軟なスケーリングが可能で、個人から企業まで幅広く活用されています。

クラウドの種類

クラウドはサービス形態により「SaaS」「PaaS」「IaaS」の3種類に分かれます。

SaaS
(Software as a Service)
・インターネットを利用してアプリやソフトウェアを提供するサービス
電子メールサービスやWebミーティングサービス、チャットアプリなど業務効率化に役立つさまざまなサービスがある
PaaS
(Platform as a Service)
アプリケーションの開発環境を提供するサービスソフトウェアやアプリケーションの開発時に必要となるデータベースや実行環境、OSなどが利用できる
IaaS
(Infrastructure as a Service)
・仮想サーバーや回線などITサービスに必要不可欠なインフラを提供するサービス
SaaSやPaaSよりも自由度が高いことが特徴で、コンピューターのスペックやOSの種類を選ぶことができる
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クラウド導入支援サービスとは?メリットや選定ポイント

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ここではクラウド導入支援サービスについて、メリットや選定ポイントも交えて解説します。

クラウド導入支援サービスとは?

クラウド導入支援サービスとは、専門的な知識や経験を持つ支援サービス会社による、設計から運用、保守までトータルサポートが可能なサービスです。

自社内にクラウドに関する知見や人材が不足していても、プロの支援を受けることで安全かつ効率的にクラウドへの移行ができます。

クラウド導入支援サービスの主な内容は以下の通りです。

クラウド導入コンサルティン
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・クラウド導入の目的や現行システムの分析などを明確にし、最適なクラウドサービス導入の計画策定や提案を行う
クラウド環境の設計・構築・移行
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・クラウドに求められる機能や条件を明確にしてクラウドの設計や構築を行う
・構築したクラウド環境への既存システムの移行やアカウント同期、動作確認なども行う
クラウドの保守・運用
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・導入後、問題なく運用できるように監視や障害対応などのサポートを行う
・運用の最適化
クラウドのセキュリティ対策
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・社内ガイドラインの策定やクラウドサービス利用環境のセキュリティ評価などを行う
・セキュリティを一括管理するCASB(Cloud Access Security Broker)導入の支援

クラウド導入支援サービスのメリットと注意点

クラウド導入支援サービスを利用するメリットと注意点は、以下の通りです。

メリットクラウド移行がスムーズクラウド導入にかかわる多数の工程(環境の設計、データ移行など)を一括で委託できるため、スムーズ
人員不足の解消自社にクラウドについての専門知識やスキルを持った人員がいなくても、クラウドに関して高度なスキルや専門知識を持った人員を補完することができる
注意点クラウド導入支援サービス会社とのコミュニケーション不足導入目的や現行システムについての情報共有が適切に行えないと、クラウド導入支援サービス会社がコンサルティングの方向性を間違えてしまう可能性がある

クラウド導入支援サービス選定時のポイント

クラウド導入支援サービスの選定ポイントは、以下の通りです。

【サービスの種類】
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・構築・移行から運用までのすべてをカバーしてくる会社もあればそれらの一部を請け負っている会社など様々
・構築から運用まで一括で管理可能な会社を選べば、効率的にクラウド化を進めることが期待できる
【エンジニアのスキルレベル】
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・スキルレベルによって受けられるサービスの質や満足度は変わる
・クラウドサービスによる認定資格制度があるので、保有している認定資格のレベルや保有人数を確認する
【実績】
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・クラウド導入支援サービスの会社のWebサイトで公開されている過去の実績を確認する
・実績数、導入規模、対応クラウドの種類、業種などがチェックポイント
【費用】
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・同条件で見積もりを複数社に依頼する
・料金だけでなく、対応の丁寧さやスピード感も確認する

クラウド導入支援サービスを外注する?内製する?チェックリスト

ここではクラウド導入支援サービスを外注するか、自社で内製するかについての検討ポイントをチェックリストで確認します。

以下の質問に「Yes」「No」のいずれかにチェックを入れてください。

YesNo確認項目
1. 社内の技術スキル・リソース
内製に必要なクラウド技術(AWS/Azure/GCPなど)の知識が社内にあるか
担当できる人員が十分か(他の業務と兼任ではないか)
インフラやセキュリティの専門知識があるか
2. プロジェクトの規模・複雑性
小規模かつ単純な構成か
クラウドプロバイダー(AWS/Azure/GCPなど)はひとつか(マルチクラウドではないか)
3. コスト
コストはできるだけ抑える必要があるか
社内人件費(学習時間・トラブル対応など)も含めて総合的なコスト比較ができているか
4. 導入スピード
導入までの流れや手順を具体的に理解・イメージできているか
試行錯誤できるだけの時間があるか
5. セキュリティ・ガバナンス
セキュリティ対策を熟知している人材が社内にいるか
クラウド利用に関する法令・業界ガイドラインへの理解と対応が自社でできるか(例:個人情報保護、ISO、FISC)
6. 保守・運用フェーズへの影響
必要時にはいつも迅速な対応がとれる体制をつくれるか
トラブル発生時に自社で十分な対応がとれるか

「Yes」にチェックが多いほど、クラウド導入を自社で内製できる可能性が高いでしょう。逆に、「No」が多い場合は、クラウド導入支援サービスで専門家の力を借りた方がスムーズかつ確実と考えられます。

実際にチェックを入れて確認したい場合や社内の多くの人に意見を聞きたい場合は、以下のGoogleスプレッドシート版チェックリストを活用してください。

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クラウド導入支援サービスおすすめ16選!

本章では、おすすめのクラウド導入支援サービスを16社厳選して紹介します。

株式会社テクノプロ

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大手企業を中心に2,555社(※)の取引先を持つテクノプロ・グループの中でもITシステム構築に強みを持つ株式会社テクノプロ は、世界規模の製造メーカーや大手IT企業などを中心に、多数のユーザー企業のシステム構築を支援してきました。
※(株)テクノプロおよび(株)テクノプロ・コンストラクション 2024年6月末時点 

エンジニアがお客様と緊密に連携してAWS導入を推進する派遣契約でのオンサイトサービスご提供のほか、経験豊富な当社のリーダーがチームを指揮してサービスをご提供する請負契約や自社拠点を活用したオフサイト開発等、お客様のご要望に合わせて柔軟にソリューションを切り替えてご利用いただけます。

AWS導入プロジェクトの準備段階からビジネス設計、本稼働、運用のフェーズまで、各段階でサポートをご提供しています。それぞれのフェーズで最適な人材、チームを選定し、効率的に支援を行うことにより、費用対効果の高いサービスを実現します。

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引用: https://www.technopro.com/
https://www.technopro-cloudservice.com/

会社所在地〒106-6135 
東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー35階TEL: 03-6311-7924(代表)/ FAX: 03-6311-7921
お問合せhttps://www.technopro.com/eng/contact/
営業拠点/受託開発拠点本社、22拠点(2024年6月現在)開発センター4ヶ所(東京・宇都宮・水戸・広島)、拠点内開発センター7ヶ所(2024年6月現在)

アイテック阪急阪神株式会社

フルマネージドクラウドは、アイテック阪急阪神独自のクラウド基盤を使い、必要となるOS・サーバミドルウェアやアプリケーションの実行環境の設計と構築、稼働時における各種監視・障害対応・セキュリティ対策まで、クラウド(サーバ)運用に関わるすべての作業を代行するフルマネージド型のクラウドサービスです。

引用:https://www.itechh.ne.jp/service/cloud/full-managed.html

会社所在地〒553-0001大阪市福島区海老江1丁目1番31号 阪神野田センタービル
お問合せhttps://www.itechh.ne.jp/contact/
事業内容交通システム、エンタープライズソリューション、インターネットソリューション、医療システム、スマートビルシステム、地域BWA・あんしんサービス、ネットワークインフラソリューション、システム開発受託、コールセンター

コベルコシステム株式会社

仮想デスクトップ経由で、いつでもどこでも、クライアント環境への安全なアクセスを実現します。

引用:https://www.kobelcosys.co.jp/solution_service/detail/cloud_desktop/

会社所在地〒657-0845神戸市灘区岩屋中町4丁目2番7号 シマブンビル11階
お問合せhttps://www.kobelcosys.co.jp/inquiry/
事業内容コンサルティング
システムインテグレーション
アウトソーシング
ソリューションマップ

株式会社スカイアーチネットワークス

導入後の運用やアフターフォローまで専門スタッフが一気通貫で支援します

引用:https://www.skyarch.net/service/aws-introduction/

会社所在地〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-8-21虎ノ門33森ビル 6階
お問合せhttps://www.skyarch.net/customer_inquiry/
事業内容クラウド技術コンサルティング、開発、運用
アプリケーションの企画開発、運用
企業向けIT人材育成、内製化支援

株式会社BeeX(ビーエックス)

BeeXはAWSを中心にAzure、Google Cloud Platformのクラウドに対応しており、クラウド導入を検討するお客様に対して、最適なクラウドサービスの選定から設計・構築、運用までワンストップで対応します。クラウド導入前の「ロードマップ作成」やクラウド導入や運用を属人化させない「クラウド標準化策定支援サービス」、クラウド環境への移行手法や動作検証を支援する「クラウド移行事前検証(PoC)サービス」などにより、お客様要件に最適なクラウドサービスの選択と実現、短期間で最適的なクラウド環境の構築と移行、そして移行後の安定稼働を実現します。

引用:https://www.beex-inc.com/service/sap/migration

会社所在地〒104-0061東京都中央区銀座7-14-13 日土地銀座ビル10F
お問合せhttps://www.beex-inc.com/contact
事業内容クラウド関連の運用・保守・管理事業及びソフトウェア開発

NHN テコラス株式会社

AWSを安く安心して活用できるAWS請求代行サービスや、経験豊富なエンジニアがベストプラクティスの実践、ソリューションの構築と技術支援の提供により、お客様のクラウドジャーニーの成功をサポートするマネージドサービスを提供します。

C-Chorusを提供するNHN テコラスは、AWS プレミアティア サービスパートナーとして、

各種分野の認定を取得しており、専門性の高いサービスを提供しています。

引用:https://nhn-techorus.com/c-chorus/

会社所在地〒105-0003東京都港区西新橋三丁目1番8号 NHN アトリエ
お問合せhttps://form.nhn-techorus.com/c-chorus-inquiries/
事業内容ITインフラ・ソリューション事業

株式会社ターン・アンド・フロンティア

お客様の状況やシステム、ご利用方法ごとに最適なソリューション構成は異なります。200を超えるAWSサービスから最も適したサービスを選び出し、AWSインフラやネットワークの構成を設計。AWS導入からその後の運用支援策まで、お客様のご用件にあったプランをご提案します。

引用:https://aws.taf-jp.com/service/introduction

会社所在地〒550-0013大阪府大阪市西区新町1丁目5番7 四ツ橋ビルディング 3階
お問合せhttps://aws.taf-jp.com/cl-aws-contact-us
事業内容クラウドインテグレーション事業
WEBサービス事業

株式会社クレスコ

お客様の従来のシステム資産を活かしながら、AWSをはじめ、Azure、GCP、IBM Cloud等のクラウドサービスを活用する未来に向けたクラウドジャーニーをお客様とともにデザインします

引用:https://wakuwaku.cresco.co.jp/solution/creage

会社所在地〒108-6026東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟 25階~27階 
お問合せhttps://wakuwaku.cresco.co.jp/contact
事業内容情報システムに関する
・コンサルティングおよびソリューションサービス業務
・設計、開発業務運用管理、保守業務
・調査、分析、評価および技術支援業務

株式会社DTS

創業50年 独立系システムインテグレーターの現場経験を活かし、システムの構築から運用・改善までをワンストップ対応。大手企業や官公庁が採用する安心・高品質のサービスを「最適な価格」でご提供します。

引用:https://www.resm.jp/

会社所在地〒104-0032東京都中央区八丁堀2-23-1エンパイヤビル(受付8階)
お問合せhttps://www.resm.jp/contact/
事業内容1.システムインテグレーションサービス 
2.情報システムの開発および保守の受託、売買ならびに賃貸借
3.情報システムに係わる電気工事、電気通信工事の設計および施工
4.情報システムに係わる教育機器および教材の開発、売買ならびに賃貸借
5.情報システムに係わる出版、編集、翻訳業務
6.コンピュータシステムおよびネットワークの導入、運営管理ならびに保守管理
…など

株式会社 grasys

オンプレミスやデータセンター、また他のクラウド環境で運用中のシステムを、クラウド環境へ移行・支援するサービスです。

オンプレミス環境やクラウド移行の様々なお悩みを解決します。

引用:https://www.grasys.io/service/cloud_migration/

会社所在地〒150-6011 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー11階
お問合せhttps://www.grasys.io/contact/
事業内容システム基盤設計構築 / データ分析基盤設計構築 / Deep Learningシステム設計構築 / システム運用 / システムコンサルティング

株式会社コムフォート

コムフォートではクラウドでの環境構築にチカラを入れております。
こんな時、お客様のご要望にお応えすることが可能です。  

・社内でWEBサーバのアプリを開発したいが環境がない  
・顧客管理を実施したいがデータベースサーバがない  
・社内環境で開発環境を使用したいが環境がない  
・クラウドに興味があるが、費用やセキュリティに不安がある

お客様のニーズに合わせて最適なクラウド環境のご提案を行っております。

引用:https://comfort-inc.co.jp/business/infra/

会社所在地〒541-0053大阪府大阪市中央区本町4-4-25 本町オルゴビル9階
お問合せhttps://comfort-inc.co.jp/oracle/oracleinfo/
事業内容システムコンサルティング
システム開発
システム構築、運用、保守
クラウドコンピューティングサービス

キンドリルジャパン株式会社

クラウドはデジタルトランスフォーメーションを推進する重要な要素ですが、その拡大には大きな障壁が存在します。多くの企業は、ITモダナイゼーションとそれに関連するビジネス成果の価値を証明するのに苦労しています。キンドリルのハイブリッドクラウドサービスは、課題を特定し解決しながら変革を推進するための360度のアプローチを提供します。

引用:https://www.kyndryl.com/jp/ja/services/cloud

会社所在地〒106-6143 東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー 43階
お問合せhttps://www.kyndryl.com/jp/ja/services/cloud/consult
事業内容ITインフラストラクチャーの構築、運⽤サービスの提供(アウトソーシングサービスを含む)

日本IBM株式会社

IBM Consulting Advantageプラットフォームを活用したクラウド・サービスを使用して、ハイブリッドクラウドへの移行を加速し、コスト効率と生産性を高め、サステナビリティーを実現し、商品化までの時間を短縮します。生成AIをITオートメーションに適用することで、そのプロセスをさらに加速させることができます。

引用:https://www.ibm.com/jp-ja/consulting/cloud

会社所在地〒105-5531東京都港区虎ノ門二丁目6番1号虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
お問合せhttps://www.ibm.com/jp-ja/contact
事業内容情報システムに関わる製品、サービスの提供

SCSK株式会社

「SCNX」は、クラウドの活⽤に最適なマルチクラウド接続サービスです。netXDC印西キャンパス内のAzure ExpressRoute接続点やAWS Direct Connect接続点、Oracle Cloud Fast Connect接続点を活用し、お客様環境とパブリッククラウドとの安定性・可用性・安全性に優れた閉域接続を可能にします。サービスメニューは接続⽅法と帯域を柔軟に選べるようになっており、お客様のニーズにフィットした接続環境を実現します。

引用:https://www.scsk.jp/sp/netxdc/lp1/index.html

会社所在地〒135-8110東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロント
お問合せhttps://form.scsk.jp/public/application/add/34654
事業内容BPO (Business Process Outsourcing)
ITハード・ソフト販売
ITマネジメント
ITインフラ構築
コンサルティング
システム開発
検証サービス

さくらインターネット株式会社

初期費用0円。データ転送量に関係なく、使った時間の分だけの料金で済むため、コスト予測が容易です。国内データセンターと自動フェイルオーバーで、安定稼働を実現します。

引用:https://cloud.sakura.ad.jp/lp/core-system-migration-security/

会社所在地〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町6-38 グラングリーン大阪 北館 JAM BASE 3F
お問合せhttps://help.sakura.ad.jp/contact/
事業内容クラウドコンピューティングサービスなどの提供
データセンター運営

東日本電信電話株式会社

NTT東日本は、AWS、Microsoft Azureの多数のクラウド認定資格を保有するとともに、業界トップクラス3,000名以上のクラウド認定技術者が在籍しております。
また、中小企業から大企業まで、200社以上のクラウド環境構築の支援実績があります。
ぜひお気軽にご相談ください。

引用:https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/cloud-consul.html

会社所在地〒163-8019東京都新宿区西新宿3-19-2
お問合せhttps://www.ntt-east.co.jp/contact/
事業内容東日本地域※1における地域電気通信業務※2及びこれに附帯する業務、目的達成業務、活用業務
※1北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県及び長野県
※2県内通話に係る電話、専用、総合デジタル通信などの電気通信サービス

クラウド導入のメリット・デメリット

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クラウドを導入することでコストやセキュリティ、運用面などさまざまなメリットを受けることができる一方、デメリットもあります。
ここでは、クラウド導入の7つのメリットと4つのデメリットを紹介します。

クラウド導入のメリット7選

クラウドを導入するメリットは以下の通りです。

コストを抑えられる

クラウドはインターネットへ接続さえできれば利用できます。そのため、サーバー設置やソフトウェア導入にかかる初期費用やサーバーメンテナンスや電気代などのランニングコストを抑えることが可能です。

また、クラウドサービスは従量制料金体制をとっているケースが多く、必要最低限のコストに抑えることができます。

可用性が高い

クラウドサービスは、複数のサーバーやデータセンターを使ってシステムを冗長化し、障害が発生してもサービスを継続できる「高可用性」を実現しています。

自動での障害検知や切り替え、負荷分散、オートスケーリングなどの機能が整っており、システムの停止時間を最小限に抑えることができます。これにより、安定したサービス提供が可能になります。

セキュリティを高められる

クラウドサービスでは、専門的で高度なセキュリティ対策が行われています。

自社でサーバーの管理を行う場合は定期的なアップデートや脆弱性の診断などを行わなければなりませんが、クラウドサービスではそれらをすべて任せることができ、常に最新のセキュリティを確保できます。

メンテナンスなどの運用負荷を軽減できる

従来のオンプレミス環境では、ハードウェアの故障対応やOSのアップデートなどを自社で行う必要があり、多くの人手と時間がかかっていました。

クラウドでは、これらのインフラ管理をクラウド事業者が担ってくれるため、利用者はアプリケーション開発やサービス改善といった本来の業務に集中しやすくなります。

完成されたシステムをすぐに使用できる

クラウドサービスは、導入後すぐに運用開始可能です。

オンプレミスの場合、導入決定から以下のような準備が必要で、運用開始まで数か月程度かかることが一般的です。

・設計
・ハードウェアの選定・調達・設置
・ソフトウェアの開発


また、運用開始後のデバッグ等も必要です。

どこからでもアクセス可能

クラウドサービスはインターネットに接続すれば世界中どこからでも情報にアクセスできます。
パソコンやタブレットがあればテレワークが可能になり、従業員が出社しなくても業務が可能になります。

災害に強い

クラウドは、様々な地域に分散したデータセンターを活用し、災害時でもサービスを継続しやすいのが特徴です。

例えば、地震や火災などの障害が発生しても、別の拠点に自動で切り替えることで被害を最小限に抑えられます。

クラウド導入のデメリット4選

多くのメリットがあるクラウドサービスですが、デメリットもあるので導入時には注意が必要です。

使用中のシステムに対応していない場合がある

現在使用中のシステムによっては、クラウドサービスと連携できない場合があります。

クラウドサービスに合わせてシステムを変更してユーザーインタフェースが大きく変わってしまう場合、新しいシステムに慣れるまではヒューマンエラーが増えたり、作業性が落ちてしまう可能性が考えられます。

自社に合わせたカスタマイズができない場合がある

クラウドサービスは汎用性を優先して開発されているため、必要な機能が不足していたり、不要な機能が入っていたりします。

しかし、基本的にクラウドサービスは自社でカスタマイズできないので、提供された環境をそのまま使うことになります。

ネットワーク環境が必須

インターネットに接続できれば利用できるクラウドサービスですが、裏を返せばネットワーク環境がなければ利用することができません。

通信障害発生時には、リアルタイム性が求められる業務では特に注意が必要です。

別のクラウドサービスに移りにくい

特定のクラウドサービスに依存することで、他社のサービスへ移行しにくくなります。(ベンダーロックイン)

クラウドは、サービスごとに独自の管理ツールやAPI、サービス仕様が異なるため、一度構築した環境やアプリケーションを別のクラウドに移すには多大な労力とコストがかかるためです。
導入時には将来的な移行計画やマルチクラウド戦略の検討が重要です。

クラウド導入時の検討事項

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クラウド導入の際は、以下についてあらかじめ検討しておきます。

目的を明確にする|クラウド導入検討目的整理シート付!

クラウドを導入するにあたって、まずは何のためにクラウドを導入するかを明確にしましょう。

目的の明確化が重要である理由は以下の通りです。

ありがちな「失敗」を防ぐ目的が曖昧なまま導入すると以下のような事態に陥りがち思ったほどコスト削減にならない社内フローに合わず、結局使われないセキュリティ要件を満たせなかった
ベンダーや社内メンバーとの認識を揃える目的が明確でないと、関係者ごとに期待や要望がバラバラになり、話がまとまらない
導入効果(ROI)を測定しやすくなる明確な目的がなければ、成果の判断ができず、次の意思決定につながらない
導入範囲やステップが明確になる目的が明確でないと、導入範囲やステップ指針が立てられない

クラウド導入目的を整理する際は、以下のクラウド導入検討目的整理シート(Googleドキュメント版)を活用してください。

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クラウド化の範囲や予算、納期を確認する

クラウド化は範囲や予算、納期を確認した上で緊急性の高いものや、費用対効果の高いものから取り組んでいくと良いでしょう。

クラウド導入は一気に全部やるのではなく、「段階的に小さく始める」のが理想です。社内のシステムすべてを同時にクラウド化する必要はありません。クラウド導入の目的と照らし合わせて優先順位を決め、段階的に導入することも考えられます。

クラウドの運用指針を決める

クラウド導入後の混乱を防ぐためには、「クラウドの運用指針」をあらかじめ定めておくことも重要です。

アクセス権限の管理、データの保存場所、バックアップの頻度、障害時の対応などを明確にすることで、属人化やトラブルを防ぎ、安定した運用が可能になります。

まとめ

クラウド導入支援サービスについてメリットや注意点、サービス16選などを解説しました。クラウドの導入には、コストやメンテナンスの削減など多くのメリットがありますが、既存システムとの互換性などデメリットも存在します。

クラウド導入支援サービスを検討の際は、国内に25,000人以上(※1)の技術者を擁し、大手企業を中心に2,555社との取引実績(※2)を持つ株式会社テクノプロにご相談ください。それぞれの目的に合ったサービスをご提案いたします。

※1:2024年6月末時点
※2:(株)テクノプロ及び(株)テクノプロ・コンストラクション 2024年6月末時点

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